「自作した」なんていったらおこがましいです。手取り足取り、ワークショップで教えてもらいながら、ガイガーカウンタをつくってきました。こちらのワークショップですね。
5000円で手に入れる! 宇都宮泰 ガイガーカウンター製作ワークショップ
私の住んでいる神戸は、原発災害被災地ではありません。直後に大量の放射性物質が降ってきたわけではないし、高線量が観測されているわけでもない、という意味においてです。けれど、西日本全般でもそこかしこに事故原発由来の放射性物質の痕跡が確認されています。公的な発表でいえば、たとえばつい先日、神戸の上水源でもある淀川の水からも原発由来のセシウムが十数年ぶりに観測されたということです。
そして、食物連鎖や人間の生活に伴う放射性物質の循環サイクルが、ぼちぼち始まっているような気がするんですよね。食品に含まれた放射性物質は、人間の体内を通過して地域で循環します。仮にそれを取り込む前に除くことができたとしても(たとえばよく洗う、危険な部位は除去するなど)、そうやっ出た排水やゴミを通じて、結局は放射性物質は地域内を循環しますよ。ゴミ焼却場で廃棄フィルタに捕まっても、それを外部に持ち出せるわけじゃないですしね。物質は不滅で、ただ減衰していくのを待つしかありません。逃げても逃げ切れないのが、楽観的に見積もってもこれから数年の日本全体の状況だと、私はそんなふうに思います。
で、ここで純潔主義は通用しないと思うんですよね。どこかの教授じゃありませんけど、神経質にならずに放射性物質と付き合っていかなければならないわけです。もっのすごく嫌ですけどね。そして、付き合っていくための道具として、簡単な計測器具は必要だろうと、そんなふうに思っているときに、このワークショップの情報を教えてもらったというわけなんです。
で、詳しい報告は、こっちに書いています。ePubですが、Firefoxの簡単なアドオンで閲覧できますので、ぜひご覧下さい。電子書籍端末とかiPhone、iPadなんかだったら、デフォルトで見れるかもしれません。
http://epubs.jp/watch_video.php?v=RK9424WG5A87
とにかく、濃い内容でした。それまで何の知識もなかった素人にガイガーミュラー管とはどういうものかという基礎の基礎から体感的にわからせてくれるという、実に得難い経験です。そしてもちろん、格安でガイガーカウンタをゲットできるわけですし。いや、素晴らしい。
早速、昨日から自宅での測定をはじめています。あたりまえかもしれませんが、いまのところ周辺に異常値は見つかっていませんね。それでも、使っているといろいろと発見があるものです。面白いです。
どういうことかというと、40年超の原子炉は福島だけじゃありません。で、今回はたまたま地震が引き金になったけれど、その他にも災害を引き起こすトリガーはいろいろあるわけですよね、「想定外」も含めて。そして、原子炉って、停止しても事故を起こす可能性がすぐになくなるわけじゃありません。廃炉が完了する時代まで(もしもそういう時代が訪れるならですが)、第二、第三の大惨事の可能性はあるわけで、そういうのに備えていまからガイガーカウンタを用意しておくというのは、決して杞憂でもないんじゃないかと。
心配性過ぎますか? けれど、同じような心配性でチェルノブイリ事故のときにガイガーカウンタを購入された方々が、今回の原発災害で動きが素早かったんですよね。やっぱり人間、学ばなくちゃいけないと思うし、そのために費やすお金が5,000円で済むのなら…
とにもかくにも、講師の宇都宮泰さんには感謝です。素晴らしい機会でした。ありがとうございます。


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